【ペンの光】規定部「師範」試験の課題を郵送しました。

 

2018年10月12日、ペンの光規定部師範試験の課題を郵送してきました。

 

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師範試験ともなると、推薦や準師範試験の時とは比べ物にならない難易度で苦労しました。

 

推薦昇格試験の記事はコチラ》

 

 

準師範昇格試験の記事はコチラ》

 

 

第一問

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用紙サイズ:B5

筆記具:PILOT/Acro ball 0.5mm(低粘度油性ボールペン)を使用しました。

 

師範試験第一問は、8つの熟語を楷書・行書・草書で書くというもの。

ペンの光の漢字部と同じようなものです。

ただ一つ違うのは、B5サイズの白紙に書くということです。

 

これまでの漢字の課題はペンの光の競書用紙に書くものだったので、体裁をさほど気にせず書けましたが、白紙に書くとなると話は変わってきます。

上下左右の余白はどれくらいにするか、熟語間の余白、文字同士の余白、さらに楷書と行書の間の余白はどれくらい取ればよいのかを考えなければなりません。

体裁を整えることが苦手な私には、とても苦労する課題でした。

 

 

第二問

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用紙サイズ:B5

筆記具:PILOT/Juice up 0.3mm(顔料ゲルインキボールペン)を使用しました。

 

第二問は、縦書きの行書の課題です。また、連綿を使う必要があります

 

こちらも体裁を整えるのに苦労しました。

まず、行数を何行にするか迷いました。

最初は6行で書いていたのですが、どうしても行末が揃わず上手く書けなかったので、画像のように7行で書きました。

7行で書いた理由は、SNSで交流している方々が7行で書いていたからです。

 

推薦と準師範試験の時と違い、師範試験では連綿を使わなくてはいけません。

ただ、連綿の回数に関しては決まりはありませんので、無難な物だけを連綿にしました。

 

 

第三問

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用紙サイズ:B5

筆記具:ZEBRA/SARASAクリップ 0.3mm(顔料ゲルインキボールペン)を使用しました。

 

第三問は、横書きの課題です。

書体は自由ですが、推薦・準師範試験同様、楷書で書きました。

 

講習会で会長に添削して頂いた課題なので、お見せしても恥ずかしく無いよう気合を入れて書きました。

罫線は引かなくても良いのですが、引いた方が書きやすいので引きました。

 

 

第四問

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筆記具:ウエルビー鉛筆/あかえんぴつ

筆記具:三菱鉛筆 / uni-ball SigNo 0.28mm (顔料ゲルインキボールペン)

筆記具:三菱鉛筆 / uni-ball SigNo 0.38mm (顔料ゲルインキボールペン)を使用しました。

 

第四問は師範試験らしく、作品の添削をする課題です。

これまでの昇格試験には無い課題で、過去のペンの光を見ても模範解答が掲載されていませんので、手さぐりで取り組みました。

ただ、講習会に行けば師範試験の優秀作品を見ることができ、この第四問の模範解答も見ることができます。

 

この課題で気をつけたことは、たくさんの字を直さないことです。

【ヒント】にもあるように、「欠点を指摘・訂正するばかりではなく、長所をほめ、やる気にさせることも指導の要点」なので、訂正するのは3、4文字にしました。

と言っても、2作品とも良く書けていますのであまり訂正する必要が無く、褒める点を見つけやすいのは有り難かったです。

 

ただ、この解答で良いのかは師範試験の結果を見るまではわかりませんね…。

 

 

第五問

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筆記具:PILOT/スーパーグリップG 0.7mm (油性ボールペン)を使用しました。

 

第五問は、漢字を旧字体・書写体で、ひらがなとカタカナを元の漢字で楷書で書くものです。

旧字体や書写体、ひらがなとカタカナの元となる漢字は全くわかりませんが、字典で調べれば良いので割と簡単な課題です。

第一問から第三問が難しかったので、この課題は凄く楽しく取り組めました。

 

 

小論文

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筆記具:三菱鉛筆/JET STREAM 0.38mm(低粘度油性ボールペン)を使用しました。

 

師範試験では小論文も提出する必要があります。

20字×20字の原稿用紙で、テーマは「師範位所得後の後進への指導について」です。

 

一つのテーマについてたった400字(改行をするので、実際に使える文字はもっと少ないですが)で書くのは難しいですね。

この小論文は最初800字ほどあったのを無理やり削って、なんとか1枚に収めました。

なので、読み返すと自分でも何が言いたいのかわかりません…。

 

 

ペン書歴

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つけペン:日光/N-サジクローム

インク:開明/開明墨汁

 

最後の提出課題は、ペン書歴です。

同じ字を何度も書くのですが、なかなか上手く揃わず何度も書き直しました。

 

 

感想

前述したとおり、師範試験ともなると難しい課題が多く、全課題を終えたら燃え尽き症候群になりました。

それは頑張って取り組んだ証拠でもあり、自分自身満足できる作品が書けたと思います。

試験の結果に関しても、間違いなく合格できるだろうと自負しています。

 

今回の試験でこだわった点は、これまでの昇格試験同様、全て違う筆記具で書くという点です。

そして、これまで同様ボールペンを使うことを目標にして書きました。(ペン書歴だけはつけペンを使用しました)

ボールペンにこだわった理由は、ボールペンが最も身近で手軽な筆記具だからです。

これからペン習字を始めようと考えている方に、ペン習字は誰でも手軽に取り組める物だと、普段使っている身近なボールペンでも日ペンの師範になれる、ということを体言したかったのです。

 

今後について

師範試験を終えて、これからは本格的につけペンの練習をしていくつもりです。

理由としては、私個人がつけペンで書かれた字が好きだからです。

 

全日本ペン書道展や講習会で様々な作品を拝見しましたが、つけペンで書かれた作品の美しさに圧倒されました。

もちろん、ボールペンや万年筆で書かれた作品も美しいのですが、やはりつけペンが最も字を美しく書ける筆記具だと実感しました。

そうした理由から、私もつけペンを上手く扱えるようになりたいと思ったのです。

もちろん、ボールペンでの練習も続けていくつもりです。

 

師範試験の結果がでましたら、またこのブログでご報告します。

もし、合格できていたら、師範試験の課題で気を付けたところや、これから師範試験を受ける方へのアドバイスもしていきます。