2019年2月16日、東京の学士会館で行われた師範認定証授与式に出席して参りました。
新師範の方々や偉大なる先生方に囲まれ、大変緊張しましたが、それ以上に実りのある楽しい一日を過ごすことができました。
13:00~ 師範認定証授与式
師範認定証授与式は13時から開始されました。
といってもその前に一人ずつ、会長と副会長の先生方との記念撮影をしていただけるので、少し早めに会場入りする必要があります。
個人的に写真撮影は苦手で、かなり緊張します。
それを何十人分も行う先生方は素晴らしいなとも感じました。
師範認定証授与式では、田中鳴舟会長から賞状と師範バッジをお渡ししていただけます。
私の師範認定証は、第四三六三号。
日ペンで4363番目の師範ということでしょうか。
とても栄誉なことです。
師範バッジも頂きましたが、まだ一度も着けてません。
今度の4月の東海講習会では着けて参加しようかなと思っています。
14:10~ 師範総会 田中鳴舟会長による講義
14時10分からは師範総会が行われ、前年度の歳出と歳入について、今年度の予算についての報告が行われました。
難しいことは全くわかりませんね…。
師範総会の後は、田中会長による講義が行われました。
講義の内容は、添削指導に関することで、新師範向けの内容となっていました。
その中で会長は、「人を教えるということは、自分を育てること」と話されていました。
指導する際には、相手の反応や性格を見極め、相手がどこまで指導して欲しいのかを見極めることが大切ということもお話しされていました。
それ以外の点でためになったのは、「たて画の起筆が強すぎると、たて画が歪む」ということでした。
私自身、つけペンを使うようになってから、たて画が歪むことが多くあり、自分がつけペンに慣れていないせいだと思っていたのですが、おそらく起筆が強すぎることが原因なのかと思いました。
これからは気をつけるようにします。
16:30 記念撮影
講義の後は、参加者全員揃っての記念撮影が行われました。
おそらく100名以上の方がいらっしゃったと思うので、撮影された方は大変だったと思います。
私は最上段の4段目だったのですが、後ろには何の支えも無く、わりと台が揺れるしでそこそこ怖かったです。
高いところはあまり得意ではないので…。
17:00 祝賀パーティー
待ちに待った酒の時間です。
パーティーは立食形式で行われ、くじ引きでテーブルを決める形です。
私は、近藤翠静先生・平田秋蹊先生・森田静水先生、そして新師範の方々と同席させていただきました。
著名な先生方と同席させていただいた私は居ても立ってもいられず、とりあえず酒を飲んで現実逃避。
若干緊張が和らぎました。
そんな私を気遣ってか、皆様親切に話しかけてくださり、本当にありがたかったです。
また、岩間鴻舟先生と高橋南舟先生ともお話しさせていただき、名刺まで頂きました。
岩間先生はペンの光でお手本を書いておられる先生なので、年配の方かと思っていたら、ずっと若い方でした。
しかもすごく気さくな方で、お話ししていて楽しかったです。
このブログを見てくださっている方も
「ブログ見てます」と声をかけてくださった方々もいらっしゃいました。
ありがたいことに、講習会やペン書道展に参加するたびに、ブログを見てくれている方から声をかけてもらえます。
声をかけてくださった方のお名前を拝見すると、ペンの光で何度も写真版でお見かけする方でした。
明らかに私よりも実力のある方で…。
そのような方々に見ていただけるということは有り難いことだと思います。
これからも何卒よろしくお願いします。
作品抽選会
祝賀パーティー内では、先生方が書かれた作品を頂けるという抽選会が行われました。
私は、神谷秋有先生の作品を頂けることに。
素晴らしい言葉を美しい字で書いてくださっています。
おそらく油性ボールペンで書かれた物だと思います。
新師範へのお祝いの言葉も添えられていて、有り難いですね。
神谷先生からは、「私なんかの作品でごめんなさい」と言われてましたが、とんでもないことです。
新師範になった記念として、ずっと大切にしていきたいです。
…で、作品を受け取る時に、壇上で喜びのコメントや、師事されている先生への感謝の言葉、今後の抱負を話さなければならないのですが、この時すでに私はそこそこの酒を飲んでいる状態。
運営の方からも、「大丈夫ですか?」と声をかけられるくらいの状態なわけです。
そんな状態でまともに話せることもなく、何言ってるかわからない状態で話を終えました。
そんな私です。
SNSで交流されていただいている方々とも
ブログやツイッター、インスタグラムで交流させていただいている方々にもお会いすることができました。
以前からずっとお会いしたいと思っていた方々でしたので、お会いできて本当に嬉しかったですし、同じ年に師範になれて良かったと思っています。
また、昨年の全日本ペン書道展でもお会いさせていただいた秋山紅華先生にもお会いできて嬉しかったです。
感想
短い時間でしたが、とても楽しく、とても有意義な時間を過ごすことができました。
講習会やペン書道展に参加するたびに、様々な方々と交流させていただき、どんどん人の輪が広がっているのを感じます。
私は特定の先生に教えてもらっているわけではなく、教室に通っているわけでもないので、これまでずっと一人で字の練習をしてきました。
特段、それを淋しいと感じたことはありませんが、こうして同じペン習字に取り組んでいる方々と交流できるのはとても楽しいことだと実感しています。
また、このような場に参加できるよう、一層努力していきたいと思っています。
最後に、先生方、新師範の方々、運営の方々、ありがとうございました。