ついに筆ペン部の出品作品が完成しました。
9月号「筆ペン部」出品作品
競書用紙F(筆ペン用)を使用しました。
いくつか直したい点はあるものの、これまでの作品よりも良い物が書けたと思います。
恐らくこれよりも良い作品は現時点では書けないと思い、こちらを出品することにします。
書き方を変えたら書きやすくなった
今回の清書を書く際に、これまで書いていた方法と違う方法で書くようにしたら、とても書きやすくなりました。
用紙と顔の距離を離す
私は字を書く時に、紙に顔を近づけて書く癖があるのですが、それを止めて姿勢を正して書くようにしました。
ボールペンで書く字に比べ、筆ペンで書く字は大きくなりますので、顔を近づけすぎると全体のバランスが見えなくなってしまいます。
それに、顔を近づけることで前傾姿勢になってしまいますので、筆ペンを持つ腕の可動域が狭くなってしまいます。
インクを多めに出す
私はこれまで「インクを多く出すと、細い線が書けなくなる」と思い、あまりインクを出さずに書いていたのですが、これが逆効果でした。
インクの量が少ないと、ペン先で書いても字がかすれてしまいます。
ですので、かすれないように穂先を押しつけないといけなくなり、その結果、線が太くなってしまいます。
インクを多めに出すことで、ペン先で書いてもしっかりと線が書けるようになりました。
運筆を素早くする
最後に気をつけたのが、運筆の速さです。
筆ペンの場合、運筆が遅いと線の太さが安定しなくなったり、線が歪んでしまうことがよくあります。
そうならないために、運筆の速さをある程度速めにする必要があります。
今回の課題文では、「さ」と「芸」の長い横画を特に気をつけました。
以上の3つが、今回気をつけたことです。
極基本的なことだと思いますが、次回以降もこれらに気をつけながら練習していきます。
《前回の記事》