以前の記事で「欲しい」とお話ししていたハイブリッドテクニカを購入しました。
《以前の記事》
ハイブリッドテクニカの特徴
ハイブリッドテクニカのボール径は、0.3mm/ 0.4mm/ 0.5mmの3種類が販売されており、色は黒、赤、青の3種類です。
小売価格は、¥150+消費税です。
(2015年9月時点)
ハイブリッドテクニカの特徴は、
- ニードルポイント
- 顔料ゲルインキ
の2点です。
ニードルポイントと顔料ゲルインキの2つは、私の好きな物ですので、それを併せ持つハイブリッドテクニカは夢のようなボールペンなのです。
0.3mmと0.4mmの黒を購入
シンプルなキャップ式ボールペンです。
これまでの経験上、ゲルインキボールペンは、0.3mmと0.4mmの線の太さが視覚的に大きく違いますので、この2本を購入しました。
ニードルポイントらしい、鋭いペン先です。
上:三菱鉛筆 / uni-ball Signo 0.28mm
下:ぺんてる / ハイブリッドテクニカ 0.3mm
ハイブリッドテクニカは、uni-ball SigNoよりもペン軸が細いです。
細すぎるというわけではなく、だいたいHI-TEC-Cと同じくらいの細さです。
ハイブリッドテクニカのようにペン先が針のようになっている物を、ニードルポイントと言い、uni-ball SigNoのようなペン先を砲弾型と言うそうです。
実際に書いてみました
試し書きをしようと、ハイブリッドテクニカの0.3mmを握ったところ、違和感が…。
ペンを握った時に、グリップの上で人差し指が滑ります。
uni-ball SigNoの場合は、3本の指がしっかり固定されるのですが、ハイブリッドテクニカのグリップはツルツルして滑る感じがします。
ハイブリッドテクニカ0.3mmの試し書き
実際に書いてみたところ、グリップの滑りは全く気にならず、書きやすいです。
しばらく試し書きした後、ブログアップ用に字を書こうとしたのですが…
上:ぺんてる / ハイブリッドテクニカ 0.3mm (ニードルポイント、顔料ゲルインキ)
中:三菱鉛筆 / uni-ball SigNo 0.28mm (砲弾型、顔料ゲルインキ)
下:ZEBRA / サラサクリップ 0.3mm (砲弾型、顔料ゲルインキ)
これはひどいかすれ…。
ボール径が小さいほどかすれる危険性も大きいのですが、ここまでかすれるとは…。
この後もしばらく試し書きをしましたが、インクが出たり、出なかったりで安定供給されることはありませんでした。
超極細でかすれないボールペンを作るのは難しいのでしょうね。
uni-ball SigNoやサラサクリップの質の高さを改めて感じました。
ハイブリッドテクニカ0.4mmの試し書き
気を取り直して、ハイブリッドテクニカ 0.4mmを試し書きしました。
これは素晴らしいインクの出方です。
非常に安定してインクが出ますし、見た目もはっきりしています。
上:ぺんてる / ハイブリッドテクニカ 0.4mm (ニードルポイント、顔料ゲルインキ)
中:三菱鉛筆 / uni-ball SigNo 0.38mm (砲弾型、顔料ゲルインキ)
下:PILOT / HI-TEC-C 0.4mm (ニードルポイント、染料ゲルインキ)
サラサクリップの0.4mmを持っていないので、代わりにHI-TEC-Cに登場してもらいました。
上の3本のボールペンを見比べると、uni-ball SigNoの存在感が目立ちます。
重厚な黒いインクといった印象で、やはり一番好きな見た目です。
インクの出る量が多いためか、若干太く見えます。
その他の点で気付いたことは、ニードルポイントと砲弾型の字に現れる違いです。
上の画像のそれぞれの「ク」の字を見るとわかるのですが、ニードルポイントで書いた字のはらいの先端部分が細くなっており、繊細な印象になっています。
こうした細い線が書きやすいという点が、ニードルポイントの特長だと思います。
個人的評価
今回購入した、ぺんてる / ハイブリッドテクニカ 0.3mm、0.4mmを5段階で評価してみます。
・ハイブリッドテクニカ 0.3mm 黒 ★★★☆☆
書き心地は良いのですが、インクのかすれが致命的です。
個人的に、あまりオススメしません。
・ハイブリッドテクニカ 0.4mm 黒 ★★★★★⇒★★★★☆
インクの見た目、出方ともに申し分なく、書き心地も良いです。
ニードルポイントの顔料ゲルインキボールペンが好きな人にとって、唯一無二のボールペンになると思います。
(後日、0.3mmほどではありませんが、かすれが出たり、インクの出が安定しない現象が起こりましたので、評価を一つ下げました。)
(2016年4月:追記)
ハイブリッドテクニカは廃番になってしまったそうです。
数少ないニードルポイントの顔料ゲルインキボールペンだっただけに残念です。